ベトナムでの感染拡大防止に貢献-長崎大学熱帯医学研究所ベトナム拠点の新型コロナウィルスに関する活動

新型コロナウィルス(COVID-19)はベトナムにおいても発症者が見つかっていますが、ベトナムでは感染症対策に当たる国立衛生疫学研究所(NIHE)に長崎大学のベトナム拠点が技術協力で貢献しています。ベトナム拠点はハノイの国立衛生疫学研究所の中にあり、一月下旬にNIHEからの診断法の導入*の依頼に応じ拠点の長谷部太教授を始めとするメンバーがWHO推奨の診断試薬の提供と診断法の技術協力を行いました**。

導入された診断方法によってこれまで(2020年2月27日時点)約1200検体ほどが検査されベトナム北部では12例の陽性者を確認(6人が中国の武漢市からの帰国者、5人はその濃厚接触者、1人は3か月齢の乳児)しています。ベトナム北部の患者さんの咽頭スワブからはベトナムで最初のSARS-CoV-2ウイルス株が分離されました。

ベトナム拠点では引き続き、NIHEやJICA(国際協力機構)と連携しながら、ベトナムでのCOVID-19の感染拡大防止に協力していきます。

写真上 2月6日に中国の武漢から帰国したベトナム人COVID-19陽性患者からSARZ-CoV-2株を分離

*迅速遺伝子診断法(real time RT-PCR)の導入

**同時進行で東京の国立感染症研究所と連携、国立感染症研究所が独自に開発した新型コロナウイルス診断用のreal-time RT-PCR法とNested-RT-PCR法の導入も行った。

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西日本新聞「新型コロナ、簡易な診断方法確立へ 長崎大など6国立大が共同研究」

新型コロナウィルスに関する長崎大学熱帯医学研究所の活動

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