研究室等の国際交流の取組
長崎大学病院 国際医療センター
長崎大学病院の国際医療センターは2011年(平成23年) に設立され、感染制御教育センター、感染症内科(熱研内科)、救命救急センター、国際ヒバクシャ医療センターが運営されています。
具体的には、国際医療の
①インバウンド(外国人患者の診療、特に高度医療、被ばく医療、感染症等)
②アウトバウンド(海外への当院の医療技術の輸出)
③国際医療協力
④海外からの医療従事者の研修、教育受け入れ
⑤協定締結大学の医学生の教育などを幅広く実施しています。
国際的な交流が活発に行われており、近年では、感染症内科でイギリスやインド、フィリピン、ブラジルからの医師に医学教育や指導・研修を行いました。
感染制御教育センターでは、アフガニスタン、インド、コンゴ、ナイジェリアからのJICA研修員に指導を行っています。
またリベリアの病院に対し、医療の質の向上プロジェクトをWHOと実施し、息の長い連携を続けています。
高度救命救急センターでは中国から、国際ヒバクシャ医療センターではブラジルからの医療者に臨床研修などを行っています。
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教育学部 平和・多文化センター
長崎大学教育学部の附属施設である平和・多文化センターでは、平和と多文化共生の教育と発信ができる教員の養成を目指し、平和と多文化共生に関する授業を開講するとともに、中国・韓国の大学生との交流や現地の小中学校の授業参観を行うプログラム通称“I-STEP”を開催しています。
2018年度からは、日米の大学をオンライン上で繋げた共同プロジェクト型授業“COIL”の事業に、アメリカ教育協議会(American Council on Education)から採択された全米6大学のうちのひとつ、デュポール大学(シカゴ)のパートナー大学として参加し、実践しています。
プロジェクト型授業には「多文化を越えた原爆の倫理的論争」、「文学とトランスレーション・スタディーズ」などがあり、オンライン上での対面授業に加えて、教員・学生の直接交流や共同研究なども行われています。
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熱帯医学研究所
熱帯医学研究所は、1942年(昭和17年)に開設され、日本における熱帯医学研究を目的とする唯一の公的機関として、現在、アジア・アフリカ・中南米を中心に熱帯医学に関して活動を展開しています。
詳細は、熱帯医学研究所ウェブサイトを参照ください。
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長崎大学大学院 熱帯医学・グローバルヘルス研究科 SDGs研究センター
長崎大学大学院熱帯医学・グローバルヘルス研究科では,2018年(平成30年)4月に東京サテライト事務室にSDGs研究センターを創設いたしました。当センターでは,様々な国や地域の違いを対比させながら,現況に即したSDGs課題解決の糸口を見つけ出すことを目指しています。
活動の一つとして,2018年度はセンター創設記念として開催したシンポジウムを含め,月例の「よくわかるSDGs講座シリーズ(全10回)」を開催しました。毎回異なるテーマで,2~3名のゲストスピーカーによる実践的な内容の講演を行いました。テーマは,アフリカの現場で保健医療事業に取組む方から,企業・教育・機関ならびに市民社会活動に関わる方まで広く対応できるよう,SDGsの17の目標から絞り込みました。また,シリーズ全10回の後,総括として2019年3月,自民党SDGs外交議連と共催で「SDGsを語り合う」シンポジウムを国会議員会館会議室で行いました。全11回を通して約1000名の方が講座に参加され,熱い意見や質問を通してSDGs達成のための議論が行われました。
令和元年の2019年度は,前述の後継講座として「もっとよくわかるSDGs講座(全8回)」を提供してまいります。新シリーズは,SDGsの枠組みの中でもグローバルヘルスに焦点をあて,日本と途上国に共通の保健医療課題を取り上げます。最終的には,SDGsやグローバルヘルスを考えるために,副読本のような本の出版を予定しています。大学生や大学院生を対象にしていますが,簡単にわかりやすく書いて一般の方も読めるような書物にしたいと考えています。
過去の講座の動画と要約文をウェブサイトに掲載しております。ご訪問をお待ちしております。
詳しくは「もっとよくわかるSDGs講座」のサイトへどうぞ。※ SDGs研究センターのHPは現在作成中です
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経済学部、大学院経済学研究科
国際に特化した特色あるプログラムとして、経済学部においては【国際ビジネスプログラム】を実施しています。
このプログラムでは、国際的な諸課題解決に取り組む専門家による講義や英語による経済学・経営学の専門科目の実施、海外留学そして英語による論文作成等に取組み、専門知識を活用して解決策を見出すことができるグローバル人材を育成しています。
大学院経済学研究科においては、社会人教育にも特色を持つ博士前期課程および博士後期課程を設置しています。
さらに、【ダブル・ディグリー・プログラム】を実施し、海外からの研究生も受入れています。
その他の国際的な取り組みとして、研究者向けのアジア金融市場国際カンファレンスや学生向けの短期海外研修を実施しています。
最近では、EUの助成金を活用し、EU域内大学の事務・教職員向けの研修を実施し、本学部からも事務・教職員を派遣しています。
また、海外研究者による特別講演や留学生の受入れを積極的に行っており、キャンパスの国際化に取り組んでいます。