長崎大学は、グローバルな知的貢献を果たしていくため、JICAとの連携を通じて海外、国内で様々な国際協力事業を行っています(詳しくはこちら)。

 

長崎大学とJICAの連携事業には以下の種類があります。
1) 海外で技術協力事業の専門家として活動
2) 海外での緊急援助活動に協力
3) 海外で草の根技術協力事業を実施
4) 国内で研修員を受入

 

1) 海外で技術協力事業の専門家として活動

長崎大学では、これまで多くの教員がJICAにより専門家や調査団員として開発途上国に派遣され、相手国の研究者や行政官が必要とする技術や知識を伝えることで、その国の経済と社会の発展に協力してきました。

長崎大学の教員が専門家として活動したJICAの技術協力プロジェクト(2000年以後の終了済)

 事業名 国名 期間

セミパラチンスク地域医療改善計画プロジェクト

カザフスタン 2000年 – 2005年

予防接種事業強化プロジェクト

大洋州地域
(フィジー、ミクロネシア、ソロモン等)
2005年 – 2010年

地域保健看護師のための「現場ニーズに基づく現任研修」強化プロジェクト

フィジー、トンガ、バヌアツ 2010年 – 2013年(フィジー)
2011年 – 2014年(トンガ、バヌアツ)

黄熱病およびリフトバレー熱に対する迅速診断法の開発とそのアウトブレイク警戒システム構築

ケニア 2012年 – 2017年

「国家保健モデル」に基づくプライマリーヘルスケア体制強化プロジェクト

ホンジュラス 2013年 – 2018年

保健システム強化プロジェクト

ミャンマー 2014年- 2018年

シリア難民ホストコミュニティ地方部における村落保健センターのサービス向上プロジェクト

ヨルダン 2016年 – 2018年

長崎大学の教員が専門家として活動したJICAの技術協力プロジェクト(実施中)

 事業名 国名 期間

工学教育拡充プロジェクト

ミャンマー 2013年 – 2020年

南部アフリカにおける気候予測モデルをもとにした感染症流行の早期警戒システムの構築プロジェクト

南アフリカ 2014年 – 2019年

医学教育強化プロジェクト

ミャンマー 2014年 – 2019年

カントー大学強化附帯プロジェクト

ベトナム 2016年 – 2021年

公衆衛生上問題となっているウイルス感染症の把握と実験室診断法の確立プロジェクト

ガボン 2016年 – 2021年

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2) 海外での緊急援助活動に協力

2014年の西アフリカを中心に感染が拡大したエボラ出血熱への対応を機に、感染症の国際的な流行への対策を支援するため、2015年にJICAは国際緊急援助隊感染症対策チームを設置しました。長崎大学では、熱帯医学研究所や病院国際医療センター等の教員、医師らがJICAから委嘱される形でチーム運営への助言や各専門分野における実務的な検討作業に関わっています。以下は2018年4月現在、JICAから委嘱された長崎大学教員。

 教員名 所属部局 委嘱名
森田 公一 教授 熱帯医学研究所 感染症対策チーム支援委員
安田 二朗 教授 熱帯医学研究所 検査診断班作業部会員
泉川 公一 教授 長崎大学病院国際医療センター感染制御教育センター 診療・感染制御班作業部会員
山本 太郎 教授 熱帯医学研究所 公衆衛生対応班作業部会員
皆川 昇 教授 熱帯医学研究所 公衆衛生対応班作業部会員
神谷 保彦 教授 熱帯医学・グローバルヘルス研究科 公衆衛生対応班作業部会員

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3) 海外で草の根技術協力事業を実施

長崎大学は、開発途上国での地域(コミュニティ)開発を支援するため、JICAと協力して草の根技術協力事業を実施しています。これまでにケニアでは熱帯プロジェクト拠点で実施した保健事業、インドネシアでは長崎市、長崎総合科学大学と連携を通じて実施した環境事業の実績があります。

 国名 事業名 期間
ケニア

西ケニアにおける貧困層を対象とした保健医療サービス支援と保健医療状況の改善を目指す地域・人材育成事業

2008年12月 – 2011年12月
インドネシア

小学校における環境保全活動の実施による持続可能な発展のための地域ネットワークづくり

2010年5月 – 2013年2月
インドネシア

南ジャカルタにおける持続可能な地域づくり活動のための地域ネットワーク構築事業-河川を核として-

2014年1月 – 2017年1月
ケニア

健康な地域社会をつくる学童支援プロジェクト

2012年9月 – 2017年8月
ケニア

地域のスティグマと貧困の根源となるスナノミ感染症の対策プロジェクト

(採択内定)
 

4) 国内で研修員を受入

長崎大学は、JICAからの委託を受け、開発途上国の様々な問題を解決するための中核となる人材育成のため研修員を受け入れています。2018年度は保健医療分野で3件、経済インフラ分野で1件の短期研修を実施しました。
 
研修名称 人数 時期 受入部局
アフリカ地域 地域保健担当官のための保健行政 7 2018年7月 グローバル連携機構/熱帯医学・グローバルヘルス研究科
感染症対策行政 6 2018年9月 グローバル連携機構/熱帯医学・グローバルヘルス研究科/熱帯医学研究所
保健教育(モザンビーク保健人材指導・実践能力強化プロジェクト) 10 2019年1月 グローバル連携機構/熱帯医学・グローバルヘルス研究科
橋梁維持管理 21 2019年3月 工学研究科