Dr. Kittisak Thawnashom

長崎大学グローバルアルムナイネットワーク(NUGAN)の第1号アンバサダーに選ばれたことは、私にとって大変名誉なことでした。2014年から2016年まで、長崎大学熱帯医学研究所(NEKKEN)に、金子修教授の指導のもと博士研究員として在籍し、原虫学の研究に従事しました。長崎での日々で、研究以外でも原虫学研究室の仲間やNEKKENの人たちとの絆を深めることができました。当時、私は坂本キャンパスに所属していましたが、頻繁に文教キャンパスを訪れては、タイの学生との親交を深めました。週末はタイ人の友人と日本人の友人と一緒に様々な活動を行いました。

2022年末には、NUGANの最初のネットワーキングレセプションを長崎大学と共同企画し、バンコクで開催しました。私は親しい友人でもある長崎大学の森保妙子助教とともにその準備にあたりました。イベントには、長崎大学からは学長をはじめ尊敬する先生方々やタイの大学ネットワークの方々、そして私たち卒業生が参加し、成功裏に終わりました。2023年11月には、アルムナイや長崎大学で学びたいと考えているタイの学生を歓迎するホームカミングデーとオープンキャンパスイベントをタイ・バンコクで開催しました。これは長崎大学との共同開催で、オンラインのハイフレックス(hyflex)形式で行われました。

現在、私たちは長崎大学Thai Alumni Networkの設立に向けて活動しています。このネットワークはタイの卒業生だけでなくその他地域の人々とのつながりを継続的に育むプラットフォームにしたいと思っています。そして、長崎大学の優れた教育を国内外に広く知らせるだけでなく、長崎大学での学びを志す学生も包括的にサポートしたいと思っています。さらに、円滑な交換プログラムの促進や、多彩な卒業生イベントを企画し、地理的な境界を越えた活気あるコミュニティーを育成したいと考えています。このような取り組みを通して、長崎大学のグローバルな知名度を高めるとともに長崎大学との持続的な繋がりを築いていきたいと思います。

時が経ち、季節が変わっても、私たちと長崎大学の絆が続いていくことを私は信じています。長崎大学の卒業生の皆様、ぜひタイを訪れ、世界中のアルムナイとともに長崎大学グローバルアルムナイネットワークを推進するためにともに力を合わせていきましょう。