ベトナム支部設立レセプション

2023年9月21日から22日にかけて、河野茂学長、伊東昌子理事(学生・国際担当)がベトナム・ハノイを訪問しました。
 今年は日越外交関係樹立50周年にあたり、記念の新作オペラ「アニオー姫」のハノイでの世界初演に河野学長が招待されたため訪問したものです。9月22日、秋篠宮ご夫妻ご臨席のもと、約400年前の長崎とベトナムを舞台としたアニオー姫と荒木宗太郎との愛の物語が演じられました。

 この前夜9月21日には、長崎大学グローバルアルムナイネットワーク(NUGAN)ベトナム支部が設立されました。そのレセプションには、現地での長崎大学の重要な連携機関である国立衛生疫学研究所(NIHE)の前所長Dang Duc Anh教授ら来賓の出席のもと、バクマイ病院のDo Duy Cuong准教授ら36名の長崎大学修了生・卒業生、長崎大学関係者が集い、懐かしい教員、同窓生との旧交を温めました。今後もこのネットワークを維持発展させていくことが確認されました。
 また、9月22日には、NIHE副所長 Tran Nhu Duong教授を表敬訪問しました。長崎大学はNIHE内に17年前から研究拠点を設置しており、ベトナムにおける感染症等の研究を行ってきました。これまでの様々な協力プロジェクトを振り返るとともに、今後も様々な健康課題に連携して取り組んでいくことについて懇談がなされました。
 さらに同日、バクマイ病院を訪問し、院長のDao Xuan Co准教授及び河野学長が学術交流協定の更新に関する合意書に署名を行いました。同病院との間では、感染症の共同研究が行われているほか、熱帯医学・グローバルヘルス研究科学生の臨床実習等に協力いただくなど、人材育成面での連携も行われてきました。今後もバクマイ病院の医師が長崎大学で学ぶ機会を増やすことや、国内外の機関間のネットワークを強化することについても意見交換が行われました。

 2日間のハノイ訪問を通じ、長崎大学とベトナムの機関や研究者らとの協力の歴史を振り返り、今後の連携の展望について懇談することができました。

新作オペラ「アニオー姫」が上演されたハノイオペラハウス
NUGAN ベトナム支部設立レセプションにて
NIHE副所長への表敬訪問の様子
バクマイ病院での協定調印式にて